
Haubentaucherという、こちらではよく見られる水鳥が、公園の池で巣作りしていた。日本語名を<カンムリカイツブリ>というらしいが、関東地方で見かけたことはなかった。
手持ちのレンズが35mm と60mm Macro しかなかったので、60mmを選んだ。
トリミングすべきだったかもしれないが、雰囲気を知ってもらいたいがため拡大コピペにしてみた。
------
軽くて小さい、しかしちゃちなDP1を持ち出すのが実に気楽である。
もうデジタルとかフィルムとかあれこれ思い悩むのは止めにして
DPシリーズ一本で行くなら気が楽だなあ、と思う。
そしてそのはきだす画で充分ではないか。
しかし・・・
この、しかし、に続くものを百言費やせばまたふりだしに戻る。
悩ましくも愉しい器材のあれこれでまた夜が更け陽が昇る、
いつまでつづくこの草原、むこうに見えるは終の棲家か?
奇妙な光景に時たま出会うと日常性が揺り動かされる。
「異化作用」というのがそれであろうか?
マクロ撮影のため湖の周りを散歩していて、少し高い橋の上で
眼にした光景である。
奇妙な可笑しさに充ちたシーンであった。
周囲のオバサンたちが笑い転げていたが
むしろそっちの方がわたしには可笑しかった。
しかし、写真に撮るのははばかった。
日常生活の思考形式に束縛されていたのだ。
とすると異化作用は浅かったのだろう、
今思うといささか残念である。
もう二年も前の写真なのか、と驚きとともに在庫をチェックする。
K100D+DA40 Limitedの描写の良さを再発見する。
K100Dはいくつかの大きな欠点があって手放したが写りの結果はよかったのだ。
K-x や K-m とまでは行かなくとも、もう二年前のモデルだが、しかしあの名機 K10D を小型ボディに詰め込んだK200Dが欲しいなあ、と思う。
がしかし、価格が上昇しているのだ。
ディスコンなりたての頃は各店在庫整理のためか300ユーロ程度まで下がった価格が、いまやなんと400ユーロになっている!
K-mもその程度だ。K-x は100ユーロ高めである。
これでは購入欲が萎える。どうすりゃよかんべ・・・?
マクロエルマリートほどのクールな切れとはちがい
タムロンのSP90の描写は柔らかい。
まあ誰でも知っていることであろうが。
わたしが所有するのは初期型52Bである、格好はじつに悪い、
がしかし性能は良い。
39センチまで寄れるはずであるが、E520のファインダーで
そのようなマクロの極地を覗くのはしんどいので
ほどほどに寄る事にしている♪
フィルムで撮影したとはいえスキャンでデジタルへ変換してやっとアップロードできるのだから、いっそデジタル・フィルターをかけてみよう、と思いついた。
だからこれもデジタル用ブログへエントリーするのであります。
こういうものに凝りだすときりがないのでこれくらいにしておこう♪
昨日はやっと夕べの散歩ができる天気になった。
数日間であたりは一変しているではないか。
ライラックは満開をすぎ、マロニエも終わりかけている。
かわりに野辺の花があちこちで咲いているのは微笑ましい。
九時になってもまだ暮れない。時間だけはもう立派な初夏なのだが・・・
一週間ずっと肌寒く血流に障碍が生じたのか眩暈がする。
撮影するには最悪の天気なので庭でお茶を濁す。
槿の新緑が柔らかそうである。
今年ははたして槿が咲くほど暖かくなるのだろうか?
そんなシンパイをしてしまう週末なのであった。
今週はずっと肌寒い日が続いている。今朝は氷雨が降る始末である。小高い地域では雪だそうだ。
これだからドイツの天気はあてにならないのだ。
20数年前に来独して気づいたのが、なんだか軽井沢か日光によく似た気候だなあ、ということだった。
そうなのだ、まさに山の天気なのである。夏の爽やかで乾いた空気、冬の閉ざされた空、その変化の激しさ、山の天気以外の何者でもない。
だから女心をあてにしないように、ドイツの天気に何かを期待してはいけないのであった。ww
久しぶりにEX 30mm/F1.4をSD14に装着してみた。
ううむ、やはりいいレンズだなあ、と唸る。
F2に絞っても被写界深度は充分浅い。
そしてボケとシャープさの塩梅が実によいのであります。
ズミルックスに相当するような描写であろう、と勝手に見なしておくのであります。♪
とゲーテはその『イタリア紀行』の扉に記した。
暗くそして昏いドイツからアルプスをこえてイタリアへ旅した者は、みなこのゲーテと同じ感想をもつのだ。
しかし初夏から初秋にかけての、つまり夏時間帯のころのドイツは、それでもここもまたアルカディアであると思わせる日々なのである。
しかしそれはそうなのだが、しかし年によっては氷雨の降り続く冷たい夏もあるのであって、それは開高健の『夏の闇』がうまく描写しているのを、実際ドイツで暮らしてみて実感したのだった。
だから夏は避暑ならぬ避寒の時期で、そろって地中海地方へ逃避する者も多い。わが家では今年の夏は地中海を越えてカナリア諸島へ赴く計画なのであります、むふふ♪
五月になっていきなり初夏の陽気になった。一昨日は26℃もあったのだが、その翌日つまり昨日は13℃にさがってしまい、どうなることやら、とはらはらしていたが、今日は綺麗に晴れてくれた。
気温は20℃、爽やかな五月の開始である。
久しぶりに昔住んでいた街の公園を訪ねた。そこは多くの想い出がいまだあちこち彷徨っているトポスである。
家の近くのニセアカシアはまだ新緑が芽吹いていないのに、その公園ではもう幼い葉が萌えている。なにやら古い街の精霊に、「帰って来いよ」、と呼ばれたような気がした。
気持ちのいい一日だった。