家内の知人の退職した大学教授が身辺を整理するに当たり、わたしがかなりのカメラおたくであることを聞き及び、このLeica CLをわたしめに賜ってくださったのである。
しかし若干の問題がある。
レンジファインダーの命ともいべき距離計が壊れている。また、このモデル特有の問題である露出計もカンペキではない。
それでもシャッターもフィルム巻き上げも作動するから撮影はできる(はずである)。
かの田中長徳師も以下のように述べておられる。
「あたしが脇から観察した世界の著名写真家のスナップ撮影の極意であるが、愉快なのは彼らは別に距離を細かくレンジファインダーでいちいち合わせたりはしていないことだ。
近距離でレンズが開放に近い場合は例外であるが、彼らはほとんどのショットは目測で撮影している。」(レンジファインダーで撮ることの意味、『ライカワークショップ』(枻出版))
つまりは、元来距離計を有していないRollei 35がごとく撮ればいいのだ。わたしのもっているRollei 35は露出計が壊れているからおあいこだ(笑)
というわけで、古い、およそ40年前に生産されたLeica CLで撮影することになった。
ご存知のない方に説明しておけば、このCLは、Leica設計で生産はミノルタによるものである。マウントはMマウントだから他のMレンズが使用できる。
しかしわたしはこのズミクロンC 40mmで他のレンズを装着する予定はない(し、他のMレンズといえばC Sonnar 50mmしかもっていない)のである♪
おめでとうございます。
返信削除渋いです。
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返信削除杉澤鞄師匠、
返信削除ありがとうございます。距離計なしで一本撮影しましたが、それなりに面白かったです♪