2012年10月25日木曜日

早くも晩秋とFOVEONが


Untitled, originally uploaded by Amselchen.


こちらにもブログをもっていたことを迂闊にも失念していた(苦笑)

こちらの画の解像が美しいのでもっとこちらへ集中すべきだろうか?

いずれにせよボーッと過ごすうちに10月も押しつまってきた。

先週末は異常な気温上昇であったが、思いがけず家内の故郷に帰る用ができ、南ドイツの黄葉を堪能してきた。

それまで写欲がなく久しぶりにもちだすSD15であったので、露出の加減がすっかり鈍りオーヴァーとアンダーを頻発させてしまった。

しかしそこはRAW撮影であるのでなんとか調整がつく(汗)

そして週明けから冷え込みが始まり、明日には雪になるかもしれない、という予報である。

撮影もままならぬうち<黄金の十月>が終わろうとしている、嗚呼・・・・


2012年10月8日月曜日

秋は菊、Planarがそういったのだ~


Untitled, originally uploaded by Amselchen.


菊といえば陶淵明なのだ。

<菊を採る東籬の下、
  悠然として南山を見る>

高校時代生意気にも口ずさんでいた<飲酒>という詩である。

ちなみに全文は、

飲酒詩     陶淵明

結盧在人境 而無車馬喧
問君何能爾 心遠地自偏
採菊東籬下 悠然見南山
山氣日夕佳 飛鳥相與還
此還有真意 欲辨已忘言

廬を結んで人境にあり、
  しかも車馬の喧しきなし
君に問うなんぞ能くしかると。
  心遠くして地おのずから偏なればなり。
菊を採る東籬の下、
  悠然として南山を見る。
山気日夕佳なり、
  飛鳥あいともに帰る。
此の中に真意あり、
  弁ぜんと欲して已に言を忘る。
(吉川幸次郎訳)


この最期の一句、

<弁ぜんと欲して已に言を忘る>

なども実に頻用に値する絶唱である。

というようなことはともかく、菊は実に秋の花の代表であろう。

華やかさよりも渋み、そして、ひとつひとつはひっそりと咲くのだが

集って咲いた風情は香り起つ音楽である。

まさに日本人の心意気そのままではないか~!

陶淵明はその高潔な気概と世に入れられぬ隠遁の気分を菊に見出したのだが、そのメンタリティはむしろわが国に面々と伝えられているのであった。


2012年9月26日水曜日

物枯れる頃と FOVEON


Untitled, originally uploaded by Amselchen.

九月もおし迫り秋分も過ぎ愈々深まる影が世界を覆い始めるころとなった。

地軸が傾いているだけのことがこれほどわれわれの世界の光と影を司っている事の不思議さにいまさらながら驚く。

そういう世界の成り立ちに関心をもち始めてさて今年でいったいどれほどの月日が回転したのだろう。

かくいうわたし自身の身体にも顕著な変化が兆しこのほうでも秋が深まってゆくのを感じるのだ。

あと幾年、と指折り始めるのももうまもなくのことであろうか?そして・・・・・・


2012年9月11日火曜日

秋の光、FOVEON


Autumn Light 3, originally uploaded by Amselchen.


九月になって日が短くなり、夏の間の散歩の時間ではもう撮影はできない。

午後遅くだとすでに夕暮れに近く、湖に沿ったいつもの散歩道では西日が黄ばみかけた木々の葉を真横から照らしている。

これからはまた雨が多くなり外の撮影もままならぬことになろう。

ちょっと前までは炎熱で外に出るのが億劫だったのに人は(おもに自分だが)勝手なものである凹凸

2012年9月4日火曜日

ナポリ旧市街をパンケーキで


Old city of Naples, Italy, originally uploaded by Amselchen.

以前はカメラを持ち歩くのが憚られたナポリである。

がしかし今は治安が二昔前とは比較にならないほどカイゼンし、以前はいかにも引ったくり然とした二人乗りのスクーターも目に付くことも無い。

ギリシア時代からあるスパッカ・ナポリもずいぶん久しぶりに再訪した。

そのとある街角で二人乗りのスクーターが今まさに発進しようとしていた。

しかし、かってのそれにような目の使い方はなく普通の市民のようであった。

盗難を恐れて一眼でナポリを撮るなど考えも及ばなかった前回とはちがって、お気楽な気分であった。

ナポリはたしかに変わったのである♪


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