2010年4月12日月曜日

Contax Ariaをゲット!♪

レンズ沼にはいるきっかけとなったのはCZJのレンズ群だったが、とうぜん興味はY/Cマウントへと発展し、とくにPlanarを入手して撮影してからは、その描写に陶然とするばかりですっかり惚れこんでしまった。

がしかし4/3カメラでは焦点距離が二倍になるという宿命的な弱点があり(しかしそれは望遠やマクロでは長所であるが)、またE520もDigilux3もともにファインダーが小さく暗く見にくい、ゆえに鬱々として愉しまず、という日々が続いたのだ。

かといってEos 5Dに逝くというのもフルサイズがいまだ熟成しているようには見えずに躊躇していた。

折からフィルム撮影を始めていたので、Planarやその他手持ちのY/Cマウントレンズを装着できるYashicaあるいはContaxカメラへと興味が移行したのである。

まずはYashica FX-3 super 2000という評判のMFカメラを入手し試写してみたのだが、いかんせんこのカメラ、ちゃちな作りと大きなミラーショックでどうにも撮影が楽しめない。

そこでいよいよContaxがほしくなりとうとうゲットしてしまったのがこのAriaである。



E-520+Pancolar 50mm/F1.8にて撮影


操作性その他については次回以降のリポートを待たれよ♪


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Test : Flickrから画像を転載




Nam2@7676さんから、Flickrからブログを書いてらっしゃる旨うかがい、研究してみましたがいまいちよく把握できません。

ただあちらにアップした画をURLとしてこちらにコピペすることができるのを知りました。こうすると直接PCからインポートするより綺麗な画像が掲示できるようです。




Flickr、畏るべし!もっとベンキョーしなくっちゃ♪


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2010年4月11日日曜日

操作性の耐えられないPraktica LTL

冷戦時代の東独は東側の優等生といわれ最大の工業輸出国でした。Zeiss Ikon社がPentacon人民公社として生産したのがこのPraktica LTLでした。おそらく当時の東側諸国では最高の光学製品だったのかもしれません。


しかし今となってはその歴史的限定性をはぎとってカメラそのものとして使用した場合、使いにくい、というのが率直な感想です。まずシャッター位置の独特さ、それに露出です。


SD14+Flektogon F2.4/35mmで撮影



シャッターそばの黒いレヴァーを手前におすと露出計が作動します。しかし時の経過によるものか満足に機能してくれません。これはまあ個体としての問題でしょうか。

またごつごつとした無骨なデザインは好みなのですが、マテリアルの調達がうまく行かなかったのか、あるいはコストの関係かじつに安っぽい造りです。これがもしブラックボデイならの質感の悪さはカヴァーできたかもしれません。

ファインダーはすでにふれたとおりです。総括的にのべれば撮影を愉しめるカメラとは言い難いでしょう。また露出がうまく働いてくれないこともあり撮影結果も芳しいものではありませんでした。

そのなかでもまあまあとおもわれるものを、Exciteのほうへアップすることにします。



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存在の耐えられない軽さのPraktica LTL

昔、チェコの作家・ミラン・クンデラの小説『存在の耐えられない軽さ』をアメリカで映画化したことがありました。ヒロインの写真家はジェリエット・ビノシュが演じていました。彼女はその後、『ポンヌフの恋人』でパリの橋に住むホームレスを演じて強烈な印象を残しました。

その写真家であるヒロイン、テレサが使用していたカメラがこのPraktica LTLだったはずです。



この画像ではわかりにくいですが、シャッターの位置が右手中指のあたりレンズ近くにあるのでそれとわかります。ブラック・ボデイにゼブラのたぶんFlektogonを装着しています。決まってます。残念ながらわたしのものはシルバーです。Flektogonもゼブラではない後期型ですw


しかしこの映画でわかるのは、東独製のカメラは東欧一帯に市場をもっていたということです。

ロシアがJenaのZeissを接収してロシア名でContaxを製造していたのはご存知でしょう。それでも東欧各国では東独製のものが好まれたということでしょうか?

70年代には西独のZeiss Ikonはもうカメラの製造は中止していましたから、東独のPentaconこそがZeiss Ikonの血筋を引く正統カメラだったということになります。

しかしそれは日本製の一眼レフ、たとえばPentax SPなどと比較してとにかくお粗末なつくりなのでした。それについては次回にのべることにします。


Zeiss Ikonの歴史については最近出版されたこの本がたくさんの歴史事実を教えてくれます。竹田正一郎『ツァイス・イコン物語』光人社刊






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2010年4月10日土曜日

ブログを再開してみる♪

SD15の発売予測がはずれてがっかりしたまま永らく放置していたこちらのブログも再開してみます。

以前ゲットしていてファインダー不良で放置していたPraktica LTLだが、故障していたのはカメラではなく撮影者の視力であることが判明しましたww

普通は右目でのぞくファインダーだが、ふと左目で覗いてみたところなんとOKではないか!♪

で、ためしに撮影したものを以下に紹介しましょう。







故障ではなくちゃんと合焦するもののかなり暗いファインダーですが、ピントの山はつかみやすく、レンズのリングもかっちりしているので、その点では使いやすいと思いますが、しかし全体としては色々問題のあるカメラです。詳しくはまた次回に♪

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