画像素子という用語にはどうにも違和感がぬぐえない。おそらく業界の技術用語なのであろうがカメラ雑誌などもこの言葉を平気で使用している。
イメージセンサーでなぜ悪い。このほうがモノを「イメージ」しやすいのは国語教育が米語に毒されているからだろうか?外来語は遺憾というなら画像素子だってほとんど漢語すなわち外来語であろう。
さてリコーからGXRというユニット交換システムが発売されて好評なようである。この「システム」だって外来語だ、画像素子の伝で行くなら「系統」という用語を使用すべきだ。
まあそれはいいとしてイメージセンサーとレンズ一体化ユニットとはまことに水平思考的(これはすでに死語か?)、すなわち奇抜なアイデア(あるいは案)であった。
がしかし、イメージセンサーという技術的日進月歩による変化の激しく技術の高度化と低価格化の速い、つまり寿命の短いパーツと、レンズという寿命の長いパーツを組み合わせることへの、これまた違和感がある。ゆえにGXRを購入する気になれない。
イメージセンサーが古臭くなったらレンズと一緒に捨て去れといわれている気がしてならないのだ。
さてハナシは変わるが、Digilux3である。しかし要点はやはりイメージセンサーなのだ。
Digilux3は高価格のカメラであった。そうすでに過去系で語るべきカメラである。このカメラが過去の遺物と化したのはつまりイメージセンサーのせいである。
7.5MPというセンサーはもう見向きもされない。その倍ほどのピクセル(これを画素というのも大いに抵抗あり)が今や主流なのだ。
とはいえその画像が見るに耐えないというほどでもない。今回の写真は去年撮影したものだが、まだそれなりに見ることができる。
不満といえばある、つまりあまりLeicaらしくなくあまりにパナソニックであるということだ。これはしかしパナ製レンズの方の問題かもしれない。
それはともかくせっかく高価な買い物をしても数年もたたず陳腐化するカメラとは、カメラではない。やはり家電なのだ。
業界の都合で一年もたたずに買い換えさせられるのは胡乱である。
どこかの企業でその消費者の不満をくみあげて画像素子交換系統、すなわちイメージセンサー(およびエンジン)だけをアップデイトできるシステムユニットを開発できないものか。
そうなればリコーにもまして歓迎もまた尊敬もされるであろうに。
本当にそうですね。
返信削除E-3にしてもボディ素材は素晴らしいですから、これを捨てると言うのはもったいない!!
画素素子交換だけが可能であれば、ユーザーは嬉しいですね。
それにメーカーも大げさなことをしないでも済む。
さらに新しいボディとの比較を楽しむこともできる。
愛着あるボディを手放すのは忍びないこともありますからね。
ライカ導師、
返信削除ご賛同ありがとうございます。Digilux3は出来の良い、マテリアル、操作性、デザインどれをとっても素晴らしいカメラです。これがセンサーの古さゆえ朽ちてゆくのはまさに口惜しいのです。
しかしそういう方向に技術開発を進めることがはたして資本主義経済の原則にかなうかどうかが鍵なんでしょうが・・・