2010年4月13日火曜日

西向きのキッチン


, originally uploaded by Amselchen.

義母はつれあいを亡くして以来、もう十年近く一人暮らしだ。最近はひざの具合が悪くでかけるのもままならない。

それでも一人なら買い物もしなければならない。その他の家事以外にも庭の手入れなどもある。

その義母がいまも情熱を傾けるのが調理である。

一人で何を食べているのかは定かではないが、子供たちやその家族が訪れれば精一杯のもてなしをしてくれる。

その義母はキッチンの窓からいつも何を見ているのだろうか。

夏時間になって日が暮れるのが遅くなり、この窓に射す陽も暖かくなった。

4 件のコメント:

  1. ドイツも日に日に暖かくなっている様子、
    この窓からわかるでしょう。
    こんなかわいい窓がキッチンにあると
    いい「気」が入ってくるのかもしれないけど
    うちは虫ばっかだわー。

    勝手に読者登録させてもらいました。

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  2. 調理をする。
    写真を撮る。
    各人からすると、同じこと?
    われわれは、ファインダーから何を見ているのでしょうか。

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  3. たくちんさん、
    さてファインダーをとおすとおさないに関わらず見える世界は表象世界です。ただしファインダーから見える表象はより意識的視線をともなうでしょうね。しかしいつもその視線を裏切るのがレンズとカメラなんですけどね・・・

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  4. ぢぃり さん、
    家は東向きで朝は明るいのですが、義母のそれは夕方が明るい、それだけで食事を作る気分がちがうのですね。それもやはり文字通り<気のせい>でしょうかねえ♪

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